DATAFLUCTは、「clarea(クラリア)」を提供開始したことを発表した。本サービスは、「DATAFLUCT smartcity series.(データフラクト スマートシティシリーズ)」の一つだという。
本サービスは、エリアに関連する人流などのデータをもとに「にぎわい」などのエリアマネジメント業務におけるKPIの可視化やそのモニタリング、変化の要因推定を行い、エリアマネジメント施策の評価・検証が可能。単一のデータによる分析ではなく、複数のデータを掛け合わせることで「いつ、どこに、どのような人が、なぜ増えたのか」という要因分析までカバーし、データドリブンな意思決定をサポートするとしている。
また、本サービスはデジタルガレージが運営するアクセラレータープログラム「Open Network Lab Resi-Tech」を通し、ディベロッパー複数社との共創で開発を進めているという。
データドリブンなエリアマネジメントを実現する3つの特徴
- 活用ハードルの高いエリア関連のデータを、専門知識なしで活用可能:データ分析サービスを展開する同社の知見をもとに、データ活用に関する知識のない方でも直感的に操作でき、必要な情報を得られるようデザインされている
- 準リアルタイムデータと高い分析技術で、各社独自のKPIの可視化に対応可能:15分単位の準リアルタイム人流データを活用することで「平日の通勤ラッシュの状況を知りたい」など細やかなエリアの変化も見流さないという。また、顧客の持つエリア独自のKPIをヒアリングし、モニタリング環境を提供。「理想の街づくり」の実現を支援する
- 「にぎわい」を可視化し、外部データから因果関係を紐解く:「にぎわい」の重要要素である人流・回遊の状況をマップに表示し、グラフを用いた時系列比較(エリア/時間帯)が可能。また、変化が気になるポイントについて、SNSデータを活用したインサイト分析機能により、人流の増減をSNSのトレンドワードと紐付け“なぜ人流が変化したのか”要因の推定や、施策の名称を指定して“その施策がどの程度/どのような文脈で話題になったか”を表示できる
本サービスは、今回の提供開始以降も機能が順次アップデートされ、自社データのインポート機能や社内共有機能、エリア内の決済情報の時系列分析など、エリアマネジメント施策のクオリティをさらに向上させる機能の追加を予定しているという。また、「にぎわい」以外のエリアに関する他のテーマもカバーし、観光・防犯/防災・モビリティ・サステナビリティ・エネルギーなど多面的にエリアのKPIを可視化するサービスとしての展開も計画されている。
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