セブン銀行は3月15日、システム基盤を刷新し、日本マイクロソフトが提供する「Microsoft Azure」と野村総合研究所が提供する国内データセンター2ヵ所への移行を2022年3月13日に完了したと発表した。
同社では全国26000台以上のATMネットワークと独自の銀行サービスを提供するためのシステムインフラを運営しており、今回2021年5月に策定した中期経営計画の成長戦略として掲げる「事業領域の拡大」を実現するためシステム基盤を刷新。
新たなシステム基盤では、東西2ヵ所の最新データセンターとクラウドサービス(Microsoft Azure)を利用することでサービス創出の俊敏性向上と、障害に強いシステム基盤を実現したという。
また「環境負荷の低減」実現のため、使用電力のすべてを再生可能エネルギーで調達している野村総合研究所のデータセンターと、持続可能性に配慮したMicrosoft Azureを併用し、CO2排出量の完全ゼロ化を目指すとのことだ。
同社は社会課題・環境問題の課題解決に積極的かつ持続的に取り組み、SDGsの達成に貢献するとともに、社会価値・企業価値の向上を目指すとしている。
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