7回目となる国際サイバー防衛カンファレンス
CYDEF 2024の主催は、サイバーディフェンスイノベーション機構。同カンファレンスの後援には政府関連機関や自治体をはじめ、各国の大使館や企業、団体、研究所、大学関係などが名を連ねる。講演の約8割は海外のスピーカーが占めるなど、国際色豊かだ。なお今回は7回目の会合となり、「脅威と共創──技術と連携で挑む実践力の獲得」をテーマに開催された。
今回、Day 1からDay 3までの3部構成となっており、Day 1は「現代紛争と認知戦・重要インフラ防護」、Day 2では「重要インフラ防衛」をテーマにセッションが行われ、登壇者は20ヵ国、約50名に及んだ(Day 3は全体を総括する内容となった)。ただし、今回取材したのは、12月3日に開催されたプレイベント「Day0」。会場もグランドプリンスホテルではなく、衆議院第1議員会館 国際会議室で行われ、入館には空港並みの厳重なセキュリティチェックが行われた。
Day 0にあたるプレイベントは挨拶にはじまり、基調講演、米国におけるサイバー演習の状況、研究機関の紹介、サイバー教育、サイバーイノベーションハブのテーマで、登壇者などがLT(ライトニングトーク)を実施。その途中には「NATO Strategic Communications Centre of Excellence」と「The Organization for Cyber Defense Innovation」とのMoU(Memorandum of Understanding:基本合意書)の調印式も執り行われた。