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現場で使える!実践的要求定義テクニック講座

もっと確実、かつスマートに要求を定義するテクニックあります

第1回


目に見えないシステムの仕様を明らかにするのはとても難しいもの。しかし、明確化のための手法があることをご存知の方は意外と少ないのではないでしょうか。それらを活用すれば、何もしないよりもずっとプロジェクトの成功率がアップするはずです。

隣のプロジェクトはなぜ火を噴くのか?

先輩

どうしたの?微妙な表情なんかしちゃって。

後輩

プロジェクトがまた火を噴いてるらしいんですよ。何で、毎回毎回失敗するんでしょうね。

先輩

うーん、なかなか難しい問題だなぁ。ただ、要求定義が曖昧でコケてるケースは多い気がするね。

なぜプロジェクトは炎上するのか
なぜプロジェクトは炎上するのか
後輩

要求定義、ですか。

先輩

つまり、自分達がどのようなシステムを望んでいるかを明確にできていないってことだね。結果として、作ったシステムが「何か違う」ということになってしまうわけ。

後輩

なるほど、よく聞く話ですね。でも、明確にするってのはそんなに難しいことなんですか?

先輩

難しい!
実際、僕もしょっちゅうその難しさを実感するよ。これは多くのシステム開発者を悩ませる永遠のテーマのひとつなんじゃないかな。

後輩

そうなんですか。じゃあ、あちこちで火が吹いているのも無理からぬことなんですか?

先輩

うーん。まぁ、リスクを完全になくすのは難しいかもしれないね。ただ、そのリスクを減らすための努力はできるし、しておかなければならないと思うよ。

後輩

そうですよね。具体的にはどんなことをやるべきなんですか?

先輩

例えば、要求定義に必要なテクニックを身に付けることは必要だと思う。勘所を押さえて効率的にやれば、漫然とやっているよりもずっとリスクは減らすことはできるよ。

後輩

テクニック、ですか。具体的にどんなものなんですか?

先輩

お、その姿勢は良いね。じゃあ、ちょっと座ろうか。(次のページに続く

 

次のページ
要求定義の重要性 ~要求をあいまいにすれば、しくみは出来上がらない~

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この記事の著者

佐川 博樹(サガワ ヒロキ)

 中小企業診断士。大手電機メーカの生産管理システム企画構築、関連会社のシステムコンサルティング、メディア企業向けセールスエンジニアを経て独立。現在は、中小零細企業向けのシステム導入コンサルティング、ネット活用、各種経営支援を行っている。中小企業診断協会 東京支部 城南支会 常任理事、NPO法人東京城南中小企業診断士会 常任理事。
著者のホームページ

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