「Dell PowerEdge FX」は、ブレードとラックのそれぞれの要素をストレージとネットワークが統合された1つの共通モジュラープラットフォームに組み合わせ、ビジネスニーズに合わせたインフラの管理、スケーリング、予算策定を円滑に行うことができるという。
「PowerEdge FXアーキテクチャ」は、2Uエンクロージャで、FX2シャーシに収まるように設計された新しい「PowerEdgeサーバ」、ストレージ、ネットワークIOAスレッドを備えており、あらゆるワークロードに対応するとしている。
統合管理機能を備えたFXアーキテクチャにより、キャパシティの構成、管理、追加を手軽に行い、ITリソースのワークロード固有のブロックを構成することができるという。
それにより、電源、入出力、および管理の共有、統合スイッチング、10Uに最大40台の2ソケットサーバを収容できる超高密度を実現可能にしているという。
次世代統合型アーキテクチャ「Dell PowerEdge FX」には、次のようなエンクロージャやサーバブロックなどが含まれる。
・「Dell PowerEdge FX2エンクロージャ」:電源、冷却、ネットワーキング、管理、およびI/O拡張スロットを共有できるコンパクトなラックベースのインフラストラクチャに、パワフルなサーバとストレージブロックを統合した2Uラックベースのコンバージドプラットフォーム。
・「Dell PowerEdge FC630」:ハーフワイド、ハーフハイトの「PowerEdge FX」用サーバブロックで、パワフルなプロセッサーと大容量メモリを搭載しており、仮想環境のホスティングやビジネスインテリジェンスアプリケーション、データベース、プライベートクラウドの実行に最適。
・「Dell PowerEdge FM120x4」:「PowerEdge FX」用のハーフワイドスレッドで4台のシングルソケットマイクロサーバを搭載。FX2エンクロージャあたり最大16台のマイクロサーバに対応し、Webサービス、専用ホスティング、軽負荷の分析に適した高密度ソリューション。
・「Dell Networking FN I/Oアグリゲータ」:FX2に合わせた特別設計。追加のケーブル配線やLAN / SANアダプタを最大で50%削減、アップストリームトップオブラック(ToR)スイッチをデータセンター全体で最大75%削減可能。低レイテンシのネットワークパフォーマンスを実現するためにイースト/ウエストトラフィックフローを最適化。
同時に、9月に発表したIntel Xeon Processor E5 2600 v3ファミリーを搭載する第13世代PowerEdgeサーバ4機種に続き、新たにブレード型サーバ「Dell PowerEdge M630」、ラックサーバ型サーバ「Dell PowerEdge R530/R430」、タワー型サーバ「Dell PowerEdge T530」の4機種が追加された。
「Dell PowerEdge」第13世代サーバは、幅広い用途のアプリケーションやワークロードに関わる価格対パフォーマンスの最適化を実現するため、ニーズに合わせたエンジニアリングや、業界をリードするシステム管理機能を搭載したストレージ、プロセッサー、メモリに関わる最先端のテクノロジを提供するとしている。