「HPE ALM Octane」は、JenkinsやGitなど、広く普及している開発者向けツールセットを活用することで、リーン、アジャイル、DevOpsの展開に重点を置く開発チームの品質を維持・向上するという。統合分析機能によって開発者とテスト担当者にインサイトを提供し、品質やエンドユーザーエクスペリエンスを犠牲にすることなく、迅速なアプリケーションデリバリを実現するという。
「HPE ALM Octane」により、ソフトウェア開発者は本番環境の効率化が実現でき、さらに、「HPE ALM」や「HPE Quality Center」と連携して活用することで、既存のプロジェクトで従来型のソフトウェア開発手法を使用しているソフトウェア開発者や企業が、DevOps、リーン、アジャイルといった最新のソフトウェア開発手法を活用しやすくすることができるという。
「HPE ALM Octane」は、Swaggerでドキュメント化されたREST APIを活用した、広く普及している開発者向けテストツール、およびオープンソースのレイヤ上に構築されたオープンプラットフォームアーキテクチャとの統合を実現できるよう最適化されているという。
「HPE ALM Octane」はオープンで、エンタープライズ・ソフトウェアデリバリに求められる拡張性に対する課題を解決するよう設計されている。また、見やすいガイダンスによって、ビジネスルールやワークフローを容易に構成できるため、複数の部門をまたいだアプリケーションデリバリを高速化することが可能だとしている。
「HPE ALM Octane」は、継続的インテグレーションパイプラインのコンテキスト内で、自動化されたテストを構成および管理することで、開発者はコンテキスト内のテスト結果と不具合を簡単かつ自動的に閲覧できる。
さらに、「HPE ALM Octane」のオープンアーキテクチャを通じ、企業はHPEとサードパーティのテストフレームワークを幅広く活用できる。これは、JenkinsやTeam Cityなどの継続的インテグレーションツールをアーキテクチャに組み込むことで実現している。
「HPE ALM Octane」の主な特徴は次のとおり。
■オープンソースの開発/テスト向けツールチェーンの強化
「HPE ALM Octane」は、テストの自動化、コラボレーション、アプリケーションのデプロイを専門とする、広く普及しているツールと連携しており、テストの生産性向上とシフトレフトの促進を実現。これにより、ツールチェーン全体の可視性とインサイト活用が可能となる。また、次のツールとフレームワークをサポートする。
・JenkinsとTeamCityの統合:継続的インテグレーションやテストアクティビティの起動、実施対象テストの検出、テストの実行、各パイプラインビルドに関連した不具合などを含む関係性の維持管理やレポーティング
・Git:手作業によるテストスクリプトのバージョン管理、およびソースコードによるテスト管理を実施
・Gherkinのサポートを通じたBDD(Business-Driven Development):設計/開発フェーズなど、ライフサイクルの初期段階でのテスト開発(シフトレフト)を実現。テスト自動化スクリプトへの容易な変換をサポートすることにより、手作業のプロセスから自動化テストへの円滑な移行を支援
・CI連携機能により容易に連携可能となる豊富なツール群:これらのテストアクティビティ、タイプ、結果は「HPE ALM Octane」のアプリケーションモジュールやビルド、および不具合に継続的に関連付けられレポーティング可能
・Swaggerでドキュメント化されたREST API:サードパーティツールとの容易な統合を実現
■DevOpsソフトウェアデリバリの継続的品質
継続的インテグレーションのプロセスと関連アクティビティを活用し、直感的に使用可能なデータをキャプチャ、分析、提供、提示することで、不具合の管理と追跡を行う。
■ChatOpsとのコラボレーション強化
パイプラインアクティビティとアプリケーションアーキテクチャやコンポーネント、品質のステータスなどの次々に変化する関係性をトラック。さらに、「HPE ALM Octane」は、アプリケーションのコンポーネント、バックログ、ビルド、テスト、不具合などの変化もトラックする。
成果物、ステータス、関係性は、インテリジェントなタギング機能を通じて容易に維持管理され、ChatOpsによって、コンテキストリッチかつ自動化されたコラボレーションが実現される。