「Veritas NetBackup 8.0」は、仮想マシンファイルVMDKの個別リストアに関する追加サポート、Hyper-V仮想マシンの高速バックアップとリカバリ機能、クラウドストレージの追加サポート等を強化しており、12月6日から提供開始する。
「360度データ管理ソリューション」は、「NetBackup」を中核として、非構造化データを可視化する「Veritas Information Map」、事業継続を支援する「Veritas Resiliency Platform」、ならびにコピーデータ管理用の「Veritas Velocity」の3つの機能を統合したもの。
これにより、データがどこに存在していてもバックアップとリカバリの成功率はほぼ100%となり、既存の環境のままグローバルに散在するデータを可視化し、ビジネス回復力をシンプルに高め、コピーデータの統合管理が実現するという。
「360度データ管理ソリューション」の中核となる「NetBackup 8.0」により、仮想環境、物理環境はもとより、クラウド上のデータも単一製品で統合保護することが可能となった。新しい「NetBackup 8.0」に、次の各ソフトウェア機能を統合することにより、データ管理に関する全方位ニーズに応えるとしている。
・グローバルなデータの可視性:「NetBackup 8.0」と「Information Map」が直接統合され、バックアップデータがグラフィカルに表示され、既存のバックアップデータが実用的なインテリジェンスに変わる。「Information Map」により、「NetBackup」カタログからデータ環境の可視性が得られ、これによって、リスクとコンプライアンスの管理やプライマリストレージ使用容量の最適化に役立つ。
・予測可能な回復力:「Veritas Resiliency Platform」が「NetBackup 8.0」と統合されることで、複雑なマルチプラットフォーム、マルチベンダーのプライベート環境、パブリック環境、ハイブリッドクラウド環境でアプリケーションの可用性を維持するための重要な役割を果たせるようになった。すべての回復操作 (ワークロードの移行、フェイルオーバー、フェイルバック、データ保護、中断なしのリカバリテストなど) が実施可能となる。
・統合されたコピーデータ管理:「Veritas Velocity」が「NetBackup 8.0」とシームレスに統合され、物理コピーやリソース依存関係を管理者が作成、保存、維持する必要はなくなり、利用者は管理者に依頼することなくセルフサービ方式で迅速に必要なデータにアクセスできるようになる。Velocityは、本番データの単一のコピーを仮想化して、即座に仮想コピーをプロビジョニングするので、ストレージコストやビジネス上のリスクの増大につながる物理コピーが不要になる。
「Veritas Resiliency Platform」および「Veritas Velocity」は、日本では2017年1月以降に順次提供開始する予定。