「PowerBuilder」は、1990年代には、Powersoft社が開発し、多くの種類のアプリケーションやコンポーネントを構築するための企業向け開発ツールで、日本国内でも3,000社を超える金融機関、地方自治体、一般企業等で利用されており、その開発利便性と効率性には高い評価を得ているという。
しかし、使い慣れたシステムを継続したいとの要望から古いバージョンの「PowerBuilder」で開発されたシステムを継続利用したり、過去に開発したアプリケーションの開発者が退職してバージョンアップができないユーザーも数多くいるとされ、OS/DBのサポート終了などから新しいOS/DB対応が課題になっているという。
Appeon社は、昨年7月に独SAP SEより製品開発・保守および販売の移管を受け、新規開発を行ってきた。Appeon社製の「PowerBuilder2017」では、Windows 10、Windows Server 2016といった最新OSに対応しており、既存のアプリケーションを有効活用し、安心して効率的な開発/改修を行うことが可能になるという。また、iOS、Android対応も実現しモバイルアプリ開発も可能な開発ツールになった。
日本コンピュータシステムでは、従来から「PowerBuilder」で開発されたアプリケーションの新バージョンへの置き換えサポート、既存のアプリケーションをベースとした追加開発、開発者の教育などを手がけてきた。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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