発表によると、複合機・パソコン・ネットワークの総合商社である浅間商事が、中小企業事情に寄り添った現実的な視点からの提案力を活かして、このサービスの販売を担当するという。
サイバー攻撃が深刻化する中、従業員数100人以下の小さな会社では、専任のIT担当者の任命が難しく、パソコンが少し詳しいというだけで、管理業務との兼務でIT担当者に任命されてしまうといった現実が多く見受けられ、セキュリティ対策が重要だと認識していたとしても、導入や導入後の運用にかかる人手やコストの負担が大きく、対策がなかなか進んでいないのが実情だという。
サイタスマネジメントでは、セキュリティ問題による経営リスクが高まっていることは知りながらも、専門知識の不足で具体的になにをしていいのかわからない担当者や人手不足で手が回らない担当者向けに、「小さな会社のIT担当者のためのセキュリティ強化支援サービス」を開発したという。
このサービスは小さな会社のIT担当者が、セキュリティ強化として最低限やっておきたい3つの対策から構成されている。
1. ランサムウェアなどのウィルスを出入りさせない「出入り口対策」。UTM(統合脅威管理)装置を設置することで、ウィルスソフトだけではカバーできない攻撃をブロックする。
2. 「感染予防対策」。社内PCのOSアップデート状況を管理することで、PCを常に脆弱性のない最新状態に保ち、さらにUSBなど外部記憶装置の利用の制限管理で持ち込み感染や情報漏洩を防ぐ。
3. 万が一、感染しても被害を拡大させないための「データ保護・データ管理対策」。社内ファイルサーバやNASサーバのデータをクラウド(Microsoft Azure)に毎日バックアップし、ランサムウェアなどでファイルが暗号化されても復元が可能。また、社内データへのアクセス管理によってデータの持ち出しなどの事故を防ぐ。