M470、M570、M670では、急速に増加している暗号化Webトラフィックの処理に最適化されており、Copper/Fiber対応のポートも追加されている。ユーザはネットワークモジュールを追加することでCopperまたはFiberのポートを増設し、中堅規模企業のデータセンタにおける10G光ファイバー回線の増加などにも対応することができるという。
また、新モデルではすべてのセキュリティ機能を有効にした環境での、暗号化トラフィックのインスペクション時のパフォーマンスも大幅に改良されている。独立系テストラボのMiercomでの検証レポートでは、Firebox M370は、HTTPSのフルインスペクションを他社のソリューションと比較して94%上回るスピードで実行したと報告されているという。
新アプライアンスの主な特徴は次のとおり。
・パフォーマンスを劇的に改善:Miercomの検証により、Firebox M Seriesの新モデルは、HTTPS暗号化トラフィックに対するパフォーマンス評価において、競合製品と比較し、約3倍の処理スピードを達成。
・ポート数の増加による柔軟性の向上:M370以外の新モデルには、ポートを追加できる拡張スロットが用意されている。4×10GbFiber、8×1GbCopperまたは8×1GbFiberのネットワークモジュールが利用可能。
・AES-NIとCaveCreekクリプトアクセラレーションを備えるIntelプロセッサ:新たに採用されたチップセットにより、M Seriesアプライアンスはすべてのセキュリティサービスを有効にした状態で、HTTPSコンテンツインスペクション、並びにトラフィックの高速処理において業界最高レベルのパフォーマンスを発揮する。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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