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そもそも、社内SNSは何のためのツールか?導入目的の整理と企業文化:導入編(1)

2014/02/05 07:00

 社内SNSは単なる業務効率化ツールではありません。それはこれまでの働き方を否定し、企業文化とも関係してきます。また社内SNSと聞いてイメージする利用シーンは人によって様々です。目的や対象の整理をせずにツールありきで導入すると失敗してしまうのは、人によって社内SNSに対する捉え方が違うからです。社内SNSは人を管理・制限して抑えるのではなく人間が中心となるものです。そのため、企業文化やその企業独特の雰囲気も影響を与えます。

社内SNSはこれまでの働き方を否定する

 社内SNSを導入する際に一度考えて頂きたいことがあります。社内SNSをビジネスの効率化ツールや、情報共有を促進するために活かすこともできますが、大きな捉え方をするなら社内SNSはむしろこれまでの働き方を否定する枠組みを作ることになるからです。

 通常、自分に与えられた役割や割り振られたタスク以外の投稿をすること、自分の仕事の相談や探している情報を他の人に求めることは、一般的な仕事の感覚からするととても大きな壁があるものです。その壁を「仕事の壁」と呼ぶことにします。仕事の壁は、主体的に仕事を取りに行く人、自分の仕事に枠をはめない変わり者扱いされる人、会社全体のことを考える人たちからすると理解できないかもしれません。

 会議や調整、メールでのやり取りは、これまでの組織で指示命令系統がしっかりし、部署や職種など管理された組織において有効です。右肩上がりの成長経済で規模や拡大が必要な時代において、それは多くの会社で機能していたのだと思います。引き続きその仕事の進め方が効果的で、そのまま継続するなら社内SNSは必要ないかもしれません。

 仕事の壁を取り払い、役割を越えた主体的な行動を期待し、会議室や閉ざされた場所で情報を押さえるのではなくオープンなコミュニケーションを目指すなら、社内SNSはこれまでの業務ツールとは違う働き方をアップデートする可能性を秘めています。

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著者プロフィール

  • 佐別当 隆志(さべっとう たかし)

    株式会社ガイアックス コーポレートコミュニケーション推進部 部長 2000年より、ソーシャルメディアのトータルソリューションを手掛ける株式会社ガイアックスに所属。広報・新規事業開発を経て、2007年よりクラウド型の内定者SNS「エアリーフレッシャーズ」を立上げ、「エアリー」シリーズとして人事担当者...

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