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62%の日本企業は旧来のオペレーション体制から未脱却──アクセンチュア調査

 アクセンチュアは、レポート「生成AIによる企業オペレーションの再創造(Reinventing Enterprise Operations with Gen AI)」を発表した。

調査概要

 日本を含む12ヵ国、15業界で2,000人の経営幹部を対象に実施。企業の業務オペレーションの成熟度を「データの活用」「自動化」「一般的なAIや生成AIを活用した働き方」の観点から評価し、「変革に向けた準備が整っている(Reinvention-ready)」「知見をベースに取り組んでいる(Insight-driven)」「自動化ができている(Automation)」「基礎的な状態(Foundational)」の4段階に分けたという。

 その後、財務、顧客体験、サステナビリティ、人材、インクルージョンとダイバーシティ、変革、アジリティ(俊敏性)などに関する外部データをアンケート結果と組み合わせて検証しているとのことだ。収益成長率の比較にあたっては、調査対象企業の財務実績データを適切な品質検証のもと活用。インテリジェント・オペレーション・グループごとに特定の会計年度の収益を調査し、この指標に基づいて組織の収益成長率を算出したとしている。

調査結果

 業務をAI主導のプロセスへと進化させた企業の数は、2023年の9%から2024年には16%へ増加(日本では17%から21%に増加)。また、これらの企業は同業他社と比較して、収益成長率は2.5倍、生産性は2.4倍、生成AIの試験導入から本格実装への移行に成功した割合は3.3倍であるとわかった。

 これらの変革に向けた準備が整っている(Reinvention-ready)企業は、IT(75%)、マーケティング(64%)、顧客サービス(59%)、財務(58%)、研究開発(34%)などの部署で生成AIを開発してきたことも明らかになったという。日本国内では、ITおよびセキュリティ(94%)、マーケティングおよびデジタルコマース(82%)、営業(75%)といった分野での生成AIの活用ユースケースの開発が進んできたとしている。

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 また、一部の企業では既に先端の業務オペレーションが実現されている一方で、64%の企業(日本では62%)は旧来のオペレーション体制からの脱却に苦労しているという。たとえば、61%が自社のデータ資産が生成AIに対応できないと回答しているほか、70%が独自データを使用する事業の規模拡大が困難と回答している。

 加えて、オペレーションの成熟度が低い82%の企業では、「人材変革に向けた戦略策定に着手していない」「人材ニーズを満たす計画がない・新規人材の獲得が進まない」「生成AIを活用した業務に備えるための研修が整っていない」などの課題を抱えているという。78%の経営幹部は、生成AIをはじめとする技術の進歩が速すぎて、自社の人材育成が追いつかないと回答している。

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