2025年2月25日、ニーズウェルは、長崎大学と産学共同による医療系AIソリューションの研究開発の検討を開始したと発表した。
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今回、医療系AIソリューションの創出をテーマに、これまで負担の大きかった医師のシフトスケジュールの自動生成を目指し、研究開発を開始。長崎大学病院呼吸器外科の松本教授、地域医療支援センターの大坪教授らから学術指導を受け、生成AIの要件定義やアルゴリズムの設計を進めていくという。また、情報データ科学部の尾崎教授、薗田助教による技術支援のもと、高性能なAI環境構築の準備を進めていくとのことだ。
同研究開発では、AIの自動生成機能を活用し、医師の勤務予定日、勤務する病院の場所、勤務時間の上限などの条件をもとに、勤務時間のバランスや適切な医師配置などが考慮されたシフトスケジュールを自動生成するソリューションを創出することが目的だという。これにより、医師が医療に専念できる働きやすい環境づくりが可能だとしている。
まずは、長崎大学病院にて同ソリューションの試験運用を行い、機能の改善・向上を図るとともに、試験運用の過程で得られた成果などを事例として、将来的に他の大学病院などにも展開する予定だという。
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