PwC Japan監査法人は、4月15日付で大阪府大阪市と、AIガバナンスのあり方の検討にかかる連携協力に関する協定を締結し、大阪市のAI利活用とリスクコントロール状況のアセスメントを開始した。

大阪市は2023年3月に、「Re-Designおおさか~大阪市DX戦略アクションプラン~」を策定。市民のQoLと都市力の向上を目指し、「サービスDX」「都市・まちDX」「行政DX」の3方向から取り組みを進めているという。
PwC Japan監査法人は、このアクションプランについて、戦略・人間中心・安全性・透明性などの観点からAIガバナンスを中心としたアセスメントを実施。AIガバナンスの状況を可視化することで、AI利活用を加速させるための施策の具体化とその優先付け、および対応実施につなげることを狙いとしている。
協定の概要
- 協定の名称 :AI利活用を加速させるAIガバナンスのあり方の検討にかかる大阪市とPwC Japan有限責任監査法人との連携協力に関する協定
- 協定の期間 :2025年4月14日~9月30日
- 協定の目的 :PwC Japan監査法人のAIガバナンスの知見を用いて、大阪市のAI利活用とリスクコントロール状況のアセスメントを行い可視化することで、AI利活用を加速させるための方策を探求し、大阪市の生成AIを含むAIの「利活用を下支えする組織環境」および「リスクの適切なコントロール環境」のあるべき姿の実現を目指す
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