テラスカイは、異なるシステムやサービスのデータを連携させるクラウドデータ連携サービス「mitoco X(ミトコエックス)」を刷新し、新バージョンVer.2.0を提供開始した。
mitoco X Ver.2.0は、2023年9月にリリースした「mitoco X Powered by DataSpider Cloud」の後継製品として新たに開発された製品だという。顧客に最適なデータ連携サービスを従量課金体系で提供するとしている。
mitoco Xの活用により、企業内に混在する複数のシステムを連携し、業務の自動化やデータ統合を実現して企業全体での情報共有を進め、作業の多重化を解消できるという。開発には、ノーコード/ローコード開発とハイコード開発の切り替え・変換が可能で、非エンジニアとエンジニアが同じプラットフォームで効率的に開発したり、用途によって開発方法を変更したりできるとのことだ。
また、mitoco Xはコンテナ管理基盤を採用し、冗長化やオートスケール、障害発生時の処理の切り替えを自動化しているという。これにより、処理の集中時やバージョンアップ、障害発生時にもダウンタイムをほぼゼロにすることが可能になるとしている。
mitoco X Ver.2.0の特徴
- ノーコードからハイコードまで、様々なプレイヤーをカバー:ノーコード/ローコード開発が可能なビジュアルモードと、ハイコードによるスクリプトモードの切り替え・変換に対応しており、非エンジニアとエンジニアが同じプラットフォームで効率的に開発できる
- 新アーキテクチャの採用により可用性向上:コンテナ技術の採用により、オートスケールや障害発生時の連携処理の自動化などが実現し、障害発生時やメンテナンスにおいても停止時間を限りなくゼロにすることが可能に
- 利用した分だけ課金するコンサンプションプランの提供:サービスインフラ基盤の刷新により価格低減を実現。これまでの固定価格で提供するサブスクリプションプランに加え、実際に利用した時間やデータ通信量に応じて課金されるコンサンプションプランを合わせて提供
製品協業パートナー

テラスカイでは、テラスカイ全社およびアライアンスパートナーとの連携による拡販を進め、2028年までに約300社の新規販売を見込んでいるとのこと。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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