ライオンは、社内生成AIサービス「LION AI Chat」をアップデートし、従業員が日常的に行うメール作成、会議議事録の自動要約、コード作成サポートなどに加え、調査を支援する共通業務AIエージェントを実装した。さらに、各部門固有の課題に最適化したAIエージェントをビジネス部門が主導で開発するため、ノーコード・ローコードツールである「Dify」を活用し、2025年末までに非エンジニアを含む100名のAIエージェント開発者を育成する集中教育プログラムを開始したという。
同社は、2023年5月に「LION AI Chat」を内製開発し導入したが、従業員がより生成AIを活用しやすい環境を構築すべく、1年半ぶりにアップデートし、即効性の高い共通業務に対応するAIエージェントを実装したと説明。また、ビジネス部門の非エンジニアが自部門の業務に特化したエージェントを開発できる体制および教育プログラムを開始し、開発スピードの向上と業務効率化と新規価値創出の両立を進めていく。

2025年度内に100名の開発者を養成し、各部門固有の30体以上のAIエージェントを本格運用することを目指す。2026年度以降は、そこで得た開発ノウハウを各部門やライオングループ各社へ共有し、生産性向上・品質改善・働き方改革をさらに推進するとしている。
「LION AI Chat」に実装した各部門の共通業務AIエージェント

AIエージェント開発者育成プログラム概要

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