2025年7月14日、データ・アプリケーションは、新潟県小千谷市が基幹業務システムと窓口支援システムのデータ連携基盤として、エンタープライズ・データ連携プラットフォーム「ACMS Apex」を採用したと発表した。

小千谷市は、市民サービスの向上を目的とした「書かない窓口」の実現に向けて、既に窓口支援システムの導入を決定していたという。しかし、基幹業務システムと窓口支援システムとのデータ連携において、窓口支援システムが必要とするデータレイアウトの出力機能を基幹業務システムに実装することが難しく、基幹業務システムから出力したコピーデータのデータレイアウトを変換して利用する必要があった。また、データレイアウト変換に加え文字コード変換への対応も必要となり、データ変換・加工に課題を感じていたとのことだ。それらの課題を加味して、同プラットフォームが採用されたとしている。
導入後は、ACMS Apexが基幹業務システムと窓口支援システムとのデータ連携を担い、住民基本台帳などの重要な基幹業務システムとのデータ連携は、5分ごとにデータ更新を実施しているという。窓口支援システムに最新の情報が連携されることで、市民が窓口で書く必要がなくなるだけでなく、申請書と証明書の発行にかかる時間が平均3分30秒となり、窓口業務のスピード対応が可能になったとのことだ。
今後は、1つの申請を契機にして他に必要な手続きがあればそれも一度に案内し、すべてが一度の来庁で完結する仕組みづくりを検討しているという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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