香川県三豊市は、クラウド活用や社内の働き方環境整備、セキュリティ確保などを目的として、アライドテレシスのSASEサービス「Allied SecureWAN」を採用した。
導入の背景と課題として、以下が挙げられている。
- クラウドサービスが使いにくい三層分離環境
- セキュリティ確保とインターネット利用の両立
- 業務量の増加や働き方の多様化に対応できる環境整備
また、採用の決め手としては以下が挙げられている。
- 三層分離を維持したクラウド利活用モデル
- 運用性と拡張性に優れたクラウドUTM
- 設計から構築、運用までを一気通貫で行う技術支援体制
Allied SecureWANは、クラウド型UTMの利点を生かしつつ、拠点間接続やインターネット接続などのネットワーク機能も提供可能なSASEサービスだという。ローカルブレイクアウト環境にも対応しているとのことだ。

導入後の効果としては、以下が挙げられている。
- 三層分離のままクラウド活用環境を実現:特定SaaS宛の通信のみクラウドUTMを経由し、それ以外の通信はLGWANプロキシへ転送する構成にしたことで、従来のセキュリティ構造を維持しながらも、柔軟にパブリッククラウドを利用できる仕組みを確立
- パソコンやスマートフォンから安全にクラウドアクセス:中継アプライアンスを経由することで、外部からの通信を直接許可することなくメールサーバーへの接続を実現。庁内のパソコンに加え、スマートフォンを活用した業務でも、安全なパブリッククラウドの利用が可能に
- 職員の業務効率向上と組織全体におけるITツール利活用の定着:ローカルブレイクアウトによりローコード開発ツールやIDプロバイダーの利用が可能となり、現場主導の業務改善が進むとともに、職員がITツールを積極的に利活用可能に
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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