クアルトリクスは、オフィス業務を再開した日本人への意識調査「Return to Work & Back to Business Study」の結果を、7月30日に発表した。
同調査は、新型コロナウイルス感染症の流行以前はオフィスで働いていた日本の男女500名を対象に実施している。調査対象者に、現在の働き方を尋ねたところ、「一次は在宅勤務をしていたが、オフィスに戻った」という回答が、72%で最多となっている。
職場に戻って快適かを尋ねた質問では、「とても快適」「やや快適」と答えた人を合わせても8%に留まり、「かなり不快」「やや不快」を合わせた割合が55%に達した。
不快を感じながらも職場に戻る理由としては、「金銭的に厳しいから」(21%)、「不快だが、出社をやめるほど不快ではない」(20%)、「職場で本当に必要とされているから」(18%)、「クビになると困るから」(16%)といった回答が上位を占めている。
オフィスに戻る際に、もっとも不快に思うことを尋ねたところ、「最近感染者数が増えていること」(24%)、「真剣に予防手段を取っていない社員がいる」(22%)、「検査(自己申告制)がしっかりしていない」(14%)など、多くの人が不快感を抱きつつもオフィスに戻っていることがわかった。
オフィスに戻る際に、もっとも大切なことを尋ねた質問では、「軽微な症状でも休めるようなフレキシブルな休暇制度」(23%)、「入館時に全員が体温測定する」(13%)といった意見が寄せられている。