SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

IBM Cloudに耐量子暗号サービスなど新機能を追加 未来の脅威に備える

 IBMは米現地時間11月30日、最高水準の暗号鍵方式の暗号保護を使いながら、クラウド上の既存データを保護し、量子コンピューティングの進化に伴って高度化するおそれのある未来の脅威に備えることができるように設計された一連のクラウド・サービスおよびテクノロジーについて発表した。

新機能
  • 耐量子暗号サービス:このサービスは、オープン・スタンダードとオープンソース・テクノロジーの利用を通じて企業とクラウド間のデータ送信に使用される標準を強化し、耐量子アルゴリズムを使用してデータ保護を支援するものだという
  • 拡張されたIBM Cloud Hyper Protect Crypto Services:クラウド・アプリケーションのデータ・プライバシーを向上させる新機能が利用可能になり、ネットワークを介してクラウド・アプリケーションに送信されたデータや、クレジット・カード番号などの機密データがアプリケーション・レベルで暗号化可能なデータベースに保存される。これは、クラウド向け商用最先端暗号化方式である「Keep Your Own Key(KYOK)」機能によってサポートされる

耐量子暗号のサポートで未来の脅威に備える

 量子コンピューティングは、世界で最も高性能なスーパー・コンピューターでも解決できない複雑な問題の解決を目的としたものだが、未来のフォールト・トレラント量子コンピューターは、暗号化アルゴリズムを瞬時に破って機密データにアクセスできるといった潜在的なリスクをもたらす可能性も秘めているという。

 IBMは、これらのリスクを軽減するために、IBMのプラットフォームやサービスの長期的なセキュリティーを守るための明確かつ戦略的分野を策定した。この次のステップとして、IBM Researchによって構築された暗号化機能を提供し、IBM Cloud内の送信データに対して耐量子暗号アプローチを採用することで顧客を支援していくとしている。

 また、コンテナ化されたクラウドネイティブ・アプリケーションをRed Hat OpenShift on IBM Cloudまたは、IBM Cloud Kubernetes Servicesで実行する際、保護されたTLS接続がデータ送信時の耐量子暗号のサポートでアプリケーション・トランザクションを支援し、潜在的なセキュリティー・インシデントを阻止するという。

IBM Cloud Hyper Protect Crypto Servicesによって機密データを保護

 現在IBM Cloudは、「Keep Your Own Key(KYOK)」機能を提供することで、クラウド向け商用最先端暗号化保護をもたらすIBM Cloud Hyper Protect Crypto Servicesを利用した、アプリケーション・トランザクションおよび機密データの保護を支援するための新機能も提供している。

 クラウド・プロバイダーが提供するセキュリティーとしても最高レベルに相当する、FIPS-140-2 Level 4認定ハードウェアを基盤にしていることにより、暗号鍵の制御能力が向上し、それらの暗号鍵によって保護されるデータおよびワークロードに対する権限がもたらされるという。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/13680 2020/12/04 21:20

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング