SAS Institute Japan(以下、SAS)のJMPジャパン事業部は、探索的データ分析ソフトウェア「JMP(ジャンプ)」の最新バージョン「JMP 16」と、JMPに高度な分析機能を追加した「JMP Pro 16」を、全世界同時にリリースしたことを発表した。
JMP 16とJMP Pro 16は、3月8日から12日まで開催された「Discovery Summit Europe online」で紹介され、3月24日から利用が可能になったという。
JMP 16の主な新機能
- アクションレコーディングと拡張ログモードにより、インタラクティブセッション中に実行された操作をキャプチャし、再生可能なワークフローを作成
- ドラッグ&ドロップでグラフを作成するグラフビルダーの様々な拡張(カテゴリカル変数の水準値の順序変更、ラベル機能の強化、要約統計量としての累積和のサポートなど)
- 検出力、標本サイズ、信頼区間のインタラクティブな探索をサポートする標本サイズエクスプローラ
JMP Pro 16の主な新機能
- 取り組んでいる問題を解決するために最適なモデルを探すモデルのスクリーニング
- 構造方程式モデルの強化(要約した統計量に対するあてはめ、モデルのショートカットの拡張、インタラクティブなモデルの比較など)
- 予測プロファイルでの外挿を制御するオプションの追加
同社 共同設立者 兼 上級副社長でJMPビジネスユニットのトップであるJohn Sall氏は、Discovery Summit Europeの基調講演「Thanks for the Memory」の中で「最新版により、ユーザーは、対話的に分析するだけでなく、実行した内容を正確にスクリプトとして記録することができるようになりました」と述べている。
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