Impervaは米現地時間5月3日、CloudVectorの買収契約を締結したことを発表した。
CloudVectorのソリューションは、あらゆる環境において、すべてのAPIトラフィックを監視することでエクスプロイトや不正アクセスを発見し保護することができるという。また、同社のソリューションは、従来型のパブリックAPIに加え、よりモダンなマイクロサービスにも可視性とセキュリティをもたらすとしている。
ImpervaのCEOであるPam Murphy氏は、「APIセキュリティのパイオニアであるImpervaは、機密情報などの漏洩やサイバー攻撃におけるAPIの悪用リスクからお客様を保護しています。プロダクションAPIの数とトラフィック量はこの1年間で大幅に増加しており、当社のCloud WAFトラフィックの70%以上がAPI関連のトラフィックとなっています。新たな脅威が拡大する中、すべての企業により強力なAPIの可視性と高度な保護機能が求められています。当社とCloudVectorのビジョンは完全に合致しており、彼らがImpervaの一員となることで、当社のAPIセキュリティソリューションを進化できます。さらに、お客様のアプリケーションとデータにおいて、より広範なセキュリティが実現可能になります」と述べている。
本取引は、必要な規制当局の承認といった取引完了条件を満たす必要があり、2021年5月中の完了を予定しているという。
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