アクロニス・ジャパン(以下、アクロニス)は、10月1日から、法人向け製品の販売をサブスクリプションライセンスへ移行することを発表した。これにともない9月30日をもって、法人向け製品の永続ライセンスの新規販売は終了するという。
同社は今回の移行によって、常に最新の技術とソフトウェア、技術サポートを提供することが可能。また、ユーザーはIT調達の主流となりつつあるサブスクリプションライセンスを利用することで、以下のメリットを享受しながら事業に集中することができるようになるとしている。
サブスクリプションライセンスのメリット
最新の脅威に対して常に最新の技術を適用して対応可能:企業を標的にした深刻なサイバー攻撃が増える中、セキュリティの問題を回避するためには常に、最新の技術と最新のソフトウェアバージョンを利用することが重要になるとしている
容易な購買管理とスケーラビリティ:少ない初期投資ですぐに製品を利用でき、バージョンアップライセンスの購入や別途の保守契約が不要になるため予算管理が容易になるという。また、事業における需要に応じて柔軟にスケールアップまたはスケールダウンすることができるという
設備投資(CAPEX)の低減が可能:予測可能な事業運営費(OPEX)として計上することができ、資産扱いとなる設備投資費(CAPEX)の低減が可能
なお、この移行の影響を受けるのは、以下の対象製品に関連した、新規および既存顧客に対する「永続ライセンスの新規販売」のみとなり、現在有効なライセンスの保守契約については、アクロニス製品サポートライフサイクルポリシーに準じ、引き続き更新できるという。また、サポート対象バージョンについては「アクロニス製品サポートライフサイクルポリシー」に準じるとしている。
対象製品
- Acronis Cyber Backup
- Acronis Files Connect
- Acronis Cyber Files
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