博報堂メディカルは、製薬企業の医療用医薬品プロモーションにおけるDXをサポートする専門部隊「Medical DXチーム」を発足し、アドビとの協業によるサービス提供を開始した。
Medical DXチームは、製薬業界のDXサービス支援の課題を解決するために、コミュニケーションプラン策定やプロモーションツール作成などにおける、メディカルコミュニケーションの知見とデジタルソリューションのノウハウを統合した専門部隊だという。具体的な特徴は以下の通り。
- 医療用医薬品のマーケティングに精通し、デジタルにおけるクリエイティブ/コンテンツ制作のノウハウをもった博報堂メディカルのスタッフにより構成
- アドビの専門チームが提供するデータ分析に基づき、両社のディスカッションを踏まえたデジタルコミュニケーションのPDCAサイクルを高速で回すことが可能
- 製薬会社のDX推進プロジェクトのセットアップから、複数領域における医療従事者向けコンテンツの戦略立案および制作、オウンドサイトへの掲載、「Adobe Analytics」による初回分析までを約6ヵ月で達成
また、本取り組みでは、CXM基盤である「Adobe Marketo Engage」を保有するアドビとの協業により、システムコンサルティングからソリューションまでを一気通貫で支援することが可能となる。これにより、製薬業界の重要なステークホルダーとなる患者・家族・医療従事者に対して、最適なコンテンツの迅速な創出を実現するという。
両社は今後、製薬業界の顧客体験価値を高めるDX支援サービスを提供するとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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