インテージテクノスフィアとTableauは、「Salesforce Consumer Goods Cloud」(CGC)に組み込まれたデータをビジュアル化して、消費財メーカーの営業向けに「POSデータ統合/分析ソリューション」を提供開始すると発表した。
本ソリューションは、インテージテクノスフィアのノウハウによりPOSデータ統合を支援するとともに、Tableau上にインテージが保有するSRI+(全国小売店パネル調査)のデータと、企業POSデータ分析ノウハウを加えた、営業担当者向けの複数のPOS分析ダッシュボードを提供するという。また、ソリューションは、CGCプラットフォームのセールスフォースのアプリケーションに組み込まれるとしている。
これにより、営業担当者はデータの整形・加工に割いていた時間から開放され、顧客の行動パターンや価格動向のダッシュボードからPOSデータを起点に新しい提案の切り口を発見できるという。たとえば、ソリューションが特定した問題解決に役立つ適切な製品を見つけることができたり、小売業の販売結果と市場データであるSRI+との差異を比較することで、販売機会損失の可能性を導き出すことができたりするとしている。
各社の役割
インテージおよびインテージテクノスフィア
- POSデータの整形加工支援
- SRI+データおよび、インテージの商品マスタ、店舗マスタの提供
- データウェアハウス(DWH)の構築支援
- Salesforceに組込み可能なTableau分析ダッシュボードの提供
Tableau
- データ分析プラットフォーム「Tableau」の提供
【関連記事】
・Snowflakeのプラットフォームをインテージテクノスフィアが採用 性能向上やコスト削減を報告
・Tableau、新たなエンタープライズ向け機能とサブスクプランを発表
・Tableau、SalesforceのEinstein Analyticsを統合へ 名称も変更に