NECは、米国で通信事業者向けに4G/5G基地局装置の無線機(RU:Radio Unit)およびAIベースの無線機ソフトウェアの開発を手掛ける米国のスタートアップ企業Blue Danube Systems(以下、ブルーダニューブシステムズ)と買収に関する契約を締結した。本買収は必要な手続きを終了した後、2022年3月頃に完了予定だとしている。
買収によりNECは、ブルーダニューブシステムズの無線機の設計・開発チームを取り込むことで、5G関連製品ラインアップの拡充と北米の顧客サポートの強化に加え、グローバルの通信事業者向け5G基地局の開発体制を強化。2025中期経営計画の実現に向けてグローバル5G事業に注力していくという。
同コーポレート・エグゼクティブ 奥屋滋氏のコメント
ブルーダニューブシステムズの保有する5G関連アセットは、NECの5Gソリューションを補完し、通信業界において益々増大するニーズや多様なユースケースに対応します。このたびの買収は、当社のグローバル5G事業を拡大する絶好の機会であり、お客様に大きな価値をもたらすものと考えています。グローバル5G事業の強化により、お客様によるOpen RAN製品の採用をグローバルに推進していきます。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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