SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

Events & Seminars(AD)

Sunを融合した新生Oracleのクラウド戦略

コモディティ化したハードをたくさん並べるのはすでに時代遅れ

クラウドサービストラックでは、システム事業統括本部 ソリューション統括本部 プリンシパルセールスコンサルタントの下道高志氏が、「効率性・高信頼性を備えた企業ITインフラを構築する方法 - オラクルが推進するIaaS」と題したセッションを行い、クラウドを前提とした際にどのようなハードウェアを選択すべきかについて解説を行った。

日本オラクル
 システム事業統括本部  
ソリューション統括本部
下道高志氏
日本オラクル システム事業統括本部 ソリューション統括本部 下道高志氏

実際に、先進的なクラウド企業はどのようなハードウェアを選んでいるのか。「たとえば、Facebookでは、2000台のサーバーを運用しているが、1200台は8コアのサーバー。残り800台には16コアものCPUを搭載し、12TBのストレージ、32GBのメモリを搭載している。これは、コモディティ化した安価なサーバーではなく、かなりハイスペックなものだ」とのこと。クラウドであっても、用途によってサーバーハードウェアを使い分けているのが現実だと例が示された。

「クラウドは1Uのサーバーを数多く並べればいいという時代ではなくなった」と下道氏は言い、むしろたくさんのハードウェアを並べるのは、もはや時代遅れのアーキテクチャだと指摘。そして、クラウドのIaaSを考える場合には、より集約化を進めることが重要となる。高い集積率に貢献するのがOracleが提供する極めて高度なマルチスレッド処理が行えるチップ技術であり、さらにはFlashメモリのテクノロジーだ。さらに、ネットワークの集約化も重要な要素で、Oracleではネットワークの集約化を実現するためにネットワークスイッチをブレードサーバー内に内蔵する方法を採用している。これによりサーバー同士をケーブルで繋げる必要もない。さらに、スイッチを外出しすると、ルータからサーバーまで4段階の階層で接続しなければならないが、Sun Blade 6000なら2ステップでルータと接続可能で、10GbEという高速なネットワーク性能をロスなく活用できるとのことだ。

IaaSでさらに有効となる技術として紹介されたのが、圧縮技術だ。圧縮してデータサイズを小さくすることで高いI/O性能を発揮でき、大量データを扱うクラウドでは極めて有効だ。「圧縮はこれからのキーテクノロジーだ」と指摘する。Many Core、Many Threadsのチップ、Flashメモリ、高速なノード間通信ネットワーク、圧縮技術の4つが組み合わさることで、圧倒的な処理性能を実現できる。この圧倒的な処理性能により、いままで十分な性能が出ないがために諦めていたことが実現できるようになり、その結果「アプリケーションアーキテクチャを一変させることになる」とのことだ。その1つの具現化の形が、Sun Oracle Database MachineのExadataだと下道氏は言う。

他のベンダーにはないハードウェアの大きな進化、クラウドにおける運用管理のますますな重要性。ハードウェアとソフトウェアの一体化で、これらすべてのクラウドの要求に応えられる。そして、実績のある具体的な製品やサービスを提供できるのが、Oracleのクラウドソリューションと、下道氏は同社の優位性をアピールした。

 【関連イベントのご案内】

Oracle Sun Technology Updates

ビジネスの成長とTCO削減を両立するオラクルのストレージセミナー
~オラクル環境にベストバリューを提供するオラクルのストレージはこう使う~

サン統合後のオラクルとCTCがおくる高速化テクノロジーご紹介
~ Sun FlashストレージとOracle Databaseのキャッシュテクノロジー ~


 

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
Events & Seminars連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/2423 2010/08/31 15:01

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング