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「進化しているのはNoSQLだけじゃない」Amazon RDS

第4回


前回はNoSQLだったので今回はRDBMSで行きます。今も生みだされ続ける新しいシステムはNoSQLばかりが適切なわけがありません。RDBMSの方が適切な場合ももちろんあります。今回はRDBの中でもAmazon RDS(MySQL)について取り上げます。クラウドベンダーならではの機能も搭載し、かつ今までRDBMSと同じように使える。そんなサービスAmazon RDSの紹介です。今回はMySQLについてのお話しですが、Amazon RDSではOracleを選択することもできます。

10分で調達できるMySQL

 Amazon RDSにはMySQLをサーバにインストールして使うのに比べて、クラウドっぽい機能が付加されています。その機能は可用性や信頼性が増すものであったり、能力をアップするものであったり自分で運用するには大変だった機能が簡単に使えるようになっています。費用も起動している時間に応じて発生するので、不要な時は止めておけば無駄な費用もかかりません。

簡単に調達

 データベースサーバが必要になった時、数分で用意することができます。AWSユーザであれば、ManagementConsoleから簡単に立ち上げることができます。

立ち上げ
立ち上げ

 初めてManagementConsoleのAmazon RDSタブを開くと、上の図のような画面になると思います。

 ならない場合はDBInstanceを押すとこの画面になります。(まだRDSを立ち上げて無い場合) ここで赤い○のしてある「Launch DB Instance」をクリックするとWizardに従うだけで簡単にMySQLのサーバが立ち上がります。Wizardでは図2のように、4つくらいのステップを踏むだけで簡単に完了します。

データベースの立ち上げウィザード
データベースの立ち上げウィザード

 ウィザードの最初の画面「ENGINE SELECTION」で指定するのは、どのRDBMSを使うかです。その次のページ「DB INSTANCE DETAILS」では バージョン(DB Engine Version)とスペック(DB Instance Class)、後述するMultiAZを使うかどうか、ディスクサイズ、管理者用のユーザ名とパスワードを指定します。さらにその次のページ「ADDITIONAL CONFIGURATION」は何も設定しなくてもいいのですが、データベース名やポート、Zoneなどを選択することができます。

 最後に「MANAGEMENT OPTION」でバックアップの頻度や時間帯、メンテナンスの時間帯などがを設定します。設定しないで標準のままでも大丈夫ですが、時間帯がUTCなので、日本にあわせて+9時間するなどしたほうがいいかもしれません。この操作が終わって5分も経てば、MySQLが使えるようになります。

次のページ
Amazon RDSを使う理由

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この記事の著者

得上竜一(トクガミリュウイチ)

株式会社マイニングブラウニー代表。

高校卒業後、電力会社の通信部門へ。社内にいくつもASがあるようなIP網やPDH,HDLCなどのL2以下のネットワークの保守を担当。その後パソコン・家電の激安店で価格調査と価格設定のシステムを開発。現在は進化させたそのシステムでインターネットの情報を集めるため...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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