ラリーのキーノートが火曜日になった理由?
さて、そんなOracle OpenWorldで今回なんと言っても注目だったのは、Oracle Databaseの次期バージョン「Oracle Database 12c」の発表。そして、Oracle ExadataもバージョンアップされX3となり、なんと今回からは「In-Memory Machine」という新たな名称が授けられたのだった。既報の通り、どちらもキーワードは「クラウド」クラウドレディなデータベースに、クラウドレディなエンジニアドシステム。あまり強い口調ではなかったけれどCEOラリー・エリソン氏は先駆者であるセールスフォース・ドットコムを批判し、社内的にはどうやら相手にするなと止められていたそうだけれどSAP HANAにもけちをつけていた。このあたり、まだまだ「ラリーは健在だな」と思わされたところ。
ここのところ、エリソンCEOのキーノートセッションは、プロローグの日となる日曜日の夕方と水曜日の午後の2回というのが定番だった。ところが今回は、2回目の講演は火曜日の午後。その理由は、どうやらこれのせいらしい。
そうOpenWorld開催週の週末から、エリソン氏がOracleのビジネスよりももしかしたらご執心の、国際ヨットレースAMERICA'S CUPがサンフランシスコベイで開催されるのだ。早くキーノートを終えて、とにかくヨットに集中したかったのかなぁと勘ぐってみたり。
展示会場で一番盛り上がっていたのは。。。
レポート記事のほうでは、ほとんど展示会の様子は伝えなかったので、ここでいくつか紹介しておく。まずは日本からの参加。もちろん富士通さんはもっとも大きなブースを構えていた。
この他にも、NTTデータ、日立、そしてキヤノンもそれなりに大きなブースで展示を行っていた。
気になったところでは、mongoDBの10genがかなり大きなブースを出していたこと。そして、日本ではないだろうなぁと思われるAmazon Web Servicesもかなり目立っていた。
さて、こんな展示会場で、一番盛り上がったのはロンドンオリンピックの女子サッカーで金メダルを獲得したUSチームのフォワードとして活躍したアビー・ワンバック選手とディフェンダーのケリー・オハラ選手のサイン会だろう。開始時間前には、長蛇の列が。某社の広報担当者は、ワンバック選手に日本から来たと話しかけたら「澤によろしく」と言われたとか。