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ヤマザキパンを支える現場密着型システム運用 ― 山崎製パン石毛さんに聞く

2014/01/16 00:00

キャリアのスタートは運用から

 -- 今DevOpsなどでも注目されている、運用部門と開発部門の関係はいかがでしょうか。

 当社ではIT部門に入ってきた社員は、最低1年は運用を担当することになっています。大事なことは、実際に使っている人と頻繁に接触することです。今は2年程度経験させていますが、それから開発に行ったり、運用に戻ってきたりという風にしています。

 やはり運用がきちんとしていないと、我々の評価が落ちてしまいます。開発では、あまり上がりません(笑)。ただ開発は、新しい技術をどんどん入れなければならないので、勉強もしなければいけないし、外にも出ていかないとならない。そのため、常に新しいものに目が行き、見ている範囲も広くなります。

 ところが運用は日々の積み重ねで、逆にそちらにしか目が行かない傾向があります。現場以外との接点が少なく、どのようにしてレベルアップしていくかが課題になっています。

 そこで開発と運用でローテーションして、変わったときに刺激を与えればいい、という考え方はあると思います。ただやはり40歳ぐらいで運用の管理職になってしまうと、そこから開発の管理職には中々行かない。そうすると35歳ぐらいから固定してしまうのかなと。そういう意味でもシステム管理者の会には期待しています。

 実際、当社の運用担当者で会のシステム管理者認定に合格し、合格者のフォローをするアップデートミーティングに出席した者が「一緒に勉強した人の話を聞けて、非常に良かった」と言っていました。

 当社の運用担当者は皆、「自分たちが会社を支えている」というプライドを持っています。内側しか見ていないと、それが当たり前だと思ってしまいますが、他所に行くと置かれている立場が全然違います。たとえば当社では、パフォーマンスの管理などにはあまり興味が無い。一方、業種や置かれている立場が違うと、パフォーマンスやセキュリティなどを高いレベルで求められます。そういう人たちの話を聞いてくると、「うちもきちんとやらないと駄目だね」と考えるようになるわけです。


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