SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

オラクル、新たな統合型データベースの提供を開始 分散データベースの開発と利用を簡素化

 オラクルは、「Oracle Globally Distributed Autonomous Database」の提供を開始した。

 同データベースは、オラクルのシャーディング技術を基盤に構築され、Oracle Autonomous Databaseの利点を提供すると同時に、データ分散および配置ポリシーに沿ったユーザーによる制御を可能にするという。これにより、組織はアプリケーションに対して透過的に、世界中の物理的な場所にデータを自動的に分散して格納できるとしている。

 コンバージド(統合型)データベースであるGlobally Distributed Autonomous Databaseは、ミッションクリティカルなアプリケーション向けの分散データベースの開発と利用を簡素化し、様々なデータ型、ワークロード、プログラミング形式を大規模にサポートすると述べている。既存のSQLアプリケーションを書き換えることなく、分散データベースを使用可能。他の分散データベースと比較し、各アプリケーションのニーズを満たすためのデータ分散、レプリケーション、およびデプロイの方法をサポートしているという。

 分散データベースは、複数の拠点に多数のサーバー導入を伴うため、導入と管理が困難になりがちだが、Globally Distributed Autonomous Databaseは、Autonomous DatabaseのAIと機械学習(ML)による自動化をデータ分散とシャード管理の自動化にまで拡げ、その複雑さを解消するとしている。管理者は、分散データベースを1つの論理データベースとして管理し、自動化されたプロビジョニング、チューニング、スケーリング、パッチ適用、セキュリティ機能を活用することで、時間のかかる手作業や潜在的なエラーを回避できるという。

 また、個々のシャードごとにデータベースのスケーリングを自動化することで、需要に応じてリソースを増減し、消費量とコストを抑えることができると述べている。

Oracle Databaseのその他の拡張機能

 オラクルのテクノロジー・スタック全体にわたる生成AIの統合により、開発者は、「Autonomous Database Select AI」などの新しいツールを利用できるという。アプリケーションにAIとMLを統合するのに役立つとしている。Select AIは、大規模言語モデル(LLM)を使用して、会話スレッドの自然言語の質問をSQLクエリに変換。Globally Distributed Autonomous Databaseでは、SQLクエリが自動的に適切な国またはシャードにルーティングされ、回答が生成される。加えて、Raftクォーラム・ベースのコンセンサス・レプリケーションを備えた「Oracle Database 23c」は、データ損失ゼロかつ3秒以下の自動アプリケーション・フェイルオーバーを提供すると述べている。同機能、検索拡張生成(RAG)を統合した「AI Vector Search」は、今後提供開始を予定しているという。

【関連記事】
KDDI、クラウド基盤の統合課金メディエーションパッケージ採用 NEC・日本オラクルと連携
オラクル、「OCI Generative AI」サービスを新たに提供開始
オラクルがデータ、分析、AI機能を備えた新たなプラットフォームを発表

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/19319 2024/03/05 14:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング