Googleは、独自の資格認定プログラム「Google Prompting Essentials 日本語版コース(有料)」を提供開始した。
同コースでは、生成AIに明確かつ具体的に指示を出す方法「プロンプティング」についての基礎を10時間以内で学べるという。生成AIに関する事前知識や特別な技術スキルは不要で、習得したスキルは様々なAIツールやモデルに応用できるとのことだ。
なお、同社は主幹事を務める日本リスキリングコンソーシアムと連携し、同コンソーシアムの新規会員を対象に、プログラムを無料で受講できるアカウントを先着 1万名に配布するとしている。
Local Growth パッケージを通じた地方創生支援
同社は、日本の持続的な成長と発展を実現するには、各地域におけるテクノロジーの利活用も重要だとしたうえで、AIやテクノロジーの可能性を最大限に活かすためには、専門スキルを持つデジタル人材の育成とその役割が不可欠だと述べ、自治体・中央省庁など公共部門の担当者を対象にした「Local Growth パッケージ」を発表した。
Local Growth パッケージは、地域固有の課題解決を支援する生成AIモデルの構築・実装支援と、それを支えるAIを含むデジタル人材の育成プログラム提供を2つの柱にしているという。これらを一体的に提供することで、地方自治体やその職員、住民が、各地域の状況に適したソリューションを見出し、活用しやすくすることを目指しているとのことだ。
このパッケージの一環として、今回新たに「AI Connect アカデミー」の提供を開始。これは、自治体や中央省庁など公共部門を対象に、AIを実務で活用するスキルを習得するための実践的トレーニングだという。AIの基礎学習だけでなく、公共部門での具体的な事例を題材に、実際のAIツールを活用した課題解決に取り組むとしている。
また、人材育成プログラムでは、行政職員を対象にしたAI Connect アカデミーでの実践的な対面トレーニングを、教育関係者向けには「Gemini アカデミー」を、中小企業・スタートアップ向けにはサイバーセキュリティ対策も含む専門トレーニングなどを提供しているという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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