ウイングアーク1stは、NTTドコモソリューションズが電子帳票プラットフォーム「invoiceAgent」を導入し、ServiceNowの決裁に紐づく文書を自動で保管・管理する仕組みを構築したことを発表した。
グループ共通のIT基盤を開発・提供する役割を担うNTTドコモソリューションズは、グループ共通の決裁システムとしてServiceNowの導入を決定。これにともない、電子帳簿保存法(以下、電帳法)に対応しながら膨大な決裁文書を自動保管できる仕組みとして、invoiceAgentを導入したとしている。

NTTドコモソリューションズは2023年4月に70社10万人規模での運用を開始し、現在ではグループ115社17万人が利用する決裁文書をinvoiceAgentで一元管理しているという。導入初年度には年間約650万ファイルが保管され、現在では年間1000万超で増加するファイルを自動保管できる環境が整い、グループ全体で統一的な電帳法への対応を実現したとしている。これにより、グループ全体の監査業務効率化とガバナンス強化につながったとのことだ。
同社では、他にも各社固有のワークフローから出力される請求書関連の文書管理においてもinvoiceAgentの活用を進めており、グループ各社のニーズに応じた活用範囲の拡大を検討しているという。
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