コンカーと三井住友カードは、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)をサポートするべく、戦略業務提携契約を締結したことを発表した。
両社は、出張・経費クラウドと法人向け決済ビジネスを融合させることで、両社一体となった営業、戦略商品・サービスの開発・提供を実施。ビジネスシーンにおけるキャッシュレス化、ペーパーレス化の実現を通じ、DX推進を強力に支援していくとしている。
1.両社のマーケットを相互に活用した営業推進
これまでも双方の顧客からの要望に基づき、互いに顧客の紹介を実施してきたが、今後はより一層双方のマーケットを相互に活用できるよう推進していくという。
2.戦略的な「Co-Brand」の商品・サービスの開発・提供
(1)協働商品の販売開始(本年下期)
両社一体で提案する商品として、経費精算システムと法人向け決済サービスを融合し、利便性を向上させた協働商品「Co-Brand」商品の販売開始。
(2)経費精算時の省力化による企業の利便性の向上(2021年~)
三井住友カードからコンカーへ提供するデータ項目を拡充し、経費精算システム利用者の入力作業、上席者のチェック作業、経理部門担当者の承認作業を軽減。
(3)BIツール等によるガバナンス強化と経費精算の全自動化(2021年~)
- 三井住友カードの決済データとコンカーの経費精算データを統合・分析することで法人向けクレジットカード利用者による目的外利用のアラート機能の強化
- SMBCグループ各社と提携し、経費申請から法人向けクレジットカード利用者の口座への振込までを自動化等、様々な協働商品・サービスの開発・提供を検討
3.SMBCグループとの連携
今回のコンカー、三井住友カード2社間の連携に加え、今後は営業推進、商品開発等の分野において、SMBCグループ各社との連携も検討するとしている。