アトラシアンは、アトラシアン・エコシステムの強化を目指し、クラウドを基盤とした製品やサービスを提供する企業に投資する「アトラシアン・ベンチャーズ (以下、Atlassian Ventures)」ファンドを新設したことを発表した。本ファンドの規模は総額5千万ドル(約52億円)で、クラウドの未来を担う企業を支援するとしている。
「Atlassian Ventures」は、以下3つのタイプの企業を対象とする。
- Jira、Confluence、 Bitbucket、Trelloなどを含む全てのアトラシアンのクラウド製品向けにアプリを開発している初期段階のスタートアップ。これらのチームが資金調達の機会を確保することに焦点を当てており、既存の開発者とアトラシアン・エコシステムに新たに取り組む開発者の両方を、このカテゴリに含めたいと考えている
- 事業拡大期にある比較的規模が大きく、より確立されたエコシステム製品パートナー。これまでのアトラシアンによるZoom、Slack、InVision、process.st、そして最近のSplit.ioへの投資と同様に、これらの投資は従来のベンチャー・キャピタルとのパートナーシップによって実施される
- クラウドサービスの強化や、未来の働き方をサポートする新製品を開発することを目指しているアトラシアンパートナープログラムのメンバー
「Atlassian Ventures」が支援を決定した企業に対しては、資金提供に加え当社の経営陣によるアドバイスやイベントを通じたグローバルな露出機会を創出し支援するとしている。