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Salesforce、Slack買収の最終契約に合意

 セールスフォース・ドットコム(Salesforce)とSlack Technologies(Slack)は、SalesforceによるSlackの買収に関する最終契約に合意したことを発表した。

 本買収によりSlackは、Salesforceの顧客だけでなく、エンタープライズ領域でのデジタルトランスフォーメーションを行うあらゆる企業でのプレゼンスを拡大することができるようになるという。この買収が完了すると、SlackはSalesforceのオペレーティング・ユニットとなり、CEOのスチュアート・バターフィールド氏が引き続き指揮を執ることになる。

 SalesforceとSlackの連携により、ビジネス向けのアプリとワークフローにおける最も広範なオープンエコシステムが実現する。何百万人もの開発者がコードではなくクリックで次世代のアプリを構築できるようにするとしている。

 米国セールスフォース・ドットコムの会長兼CEOであるマーク・ベニオフ氏は次のように述べている。「スチュアートとそのチームはエンタープライズ・ソフトウェアの歴史上で最も愛されているプラットフォームの一つを創造し、その周りには信じられないほどのエコシステムが存在します。これは最も素晴らしい統合です。SalesforceとSlackはともに、エンタープライズ・ソフトウェアの未来を形成し、オールデジタルでどこでも仕事ができる世界で、私たちの働き方を変えていくでしょう。この買収が完了した後、SlackをSalesforceのOhana(オハナ/ハワイ語で家族)に迎えることを楽しみにしています」

 また、SlackのCEO兼共同創業者であるスチュアート・バターフィールド氏は、「Salesforceはクラウド革命を起こしました。20年経った今でも、私はSalesforceが私たちの働き方を変えていくあらゆる可能性に注目しています。この統合が生み出す可能性はとても大きく、ソフトウェアがあらゆる組織のパフォーマンスにおいてますます重要な役割を果たすようになるにつれ、私たちは複雑さを軽減し、パワーと柔軟性を高め、最終的にはより高度な連携と組織の俊敏性を実現するというビジョンを共有しています。私個人としては、これはソフトウェアの歴史の中で最も戦略的な組み合わせだと考えています」と述べている。

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