アリババグループは、2020年10-12月期決算を発表した。
クラウドコンピューティング事業のハイライト
2020年10-12月期のクラウドコンピューティング事業の収益は、主にインターネットサービスや小売業、パブリックセクター(公共部門)での収益が堅調に伸びたことで、前年同期比50%増の161.15億元(約2,611億円/約24億7,000万米ドル)となった。アリババクラウドは、スケールメリットの実現により、当四半期に初めて、調整後EBITAで黒字化を達成したという。
2020年11月に開催した「天猫ダブルイレブンショッピングフェスティバル(独身の日)」で、アリババクラウドは、ピーク時には毎秒58万3,000件の注文を処理。アリババのパブリッククラウド・インフラストラクチャは、独身の日の開催中に特に重要な役割を果たし、業務効率の向上と事業継続性の確保に貢献している。
アリババグループの会長兼最高経営責任者(CEO)のダニエル・チャン氏は、「アリババのクラウドコンピューティング事業は、中国の新興クラウドコンピューティング市場における測り知れない可能性と長年にわたる技術への投資を反映しながら、市場でリーダーシップを拡大し続け、力強い成長を見せています。今後もお客様のために価値を創造し、イノベーションの分野でリードし、社会に貢献できると確信しています」と述べている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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