エムスリーとアリババクラウドは、「COVID-19肺炎画像解析プログラム Ali-M3」の製造承認を取得し、全国の医療機関に広く提供を開始した。
「COVID-19肺炎画像解析プログラム Ali-M3」は、アリババクラウドにおける開発機能を担うAlibaba Damo Technologyによって開発された、AIアルゴリズムを活用したプログラム。
胸部CT画像から新型コロナウイルス肺炎に見られる画像所見の確信度を提示するとともに、関心領域のマーキング機能を備える。7038例の検査画像データ(うち新型コロナウイルス肺炎の検査画像データ3067例)を学習データとして使用し、ディープラーニングを活用して開発されている。

今回、約800例の国内検査画像データを用いた臨床性能試験によって、同製品の精度評価を実施し、製造承認の取得に至る。エムスリーAIラボとNOBORIが推進するエムスリーエッジサーバを用いることで、医療機関のすべてのPACSシステムが利用できる仕組みを整え、広く医療機関への提供を行っていく。

あわせて、全国の100施設の医療機関を対象に、4か月間の無償支援を実施する。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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