オラクルは、ServiceNowが「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」をサポートすることを発表した。これにより、ServiceNow IT Operations Management(ITOM)Visibilityアプリケーションから「OCI」リソースへのアクセスと管理が可能になるという。
Oracle Cloudで検出可能なすべてのクラウド・リソースが抽出され、ServiceNowのConfiguration Management Database(CMDB)リポジトリに格納され、ITサービス、オペレーション、サポート・レベル管理向けのこれらのリソースの可用性の監視に使用される。また、CMDBのコンテンツとServiceNowのAIOpsソリューションを組み合わせることで、OCIに配備されているワークロードを監視し、タグベースのサービス・マッピングによってサービス・コンテキストを提供できるとしている。
既にNetwork Railをはじめとする顧客が、オラクルとServiceNowの連携を利用しているという。
ServiceNowのオペレーションズ・マネジメント(ITOM、ITAM、セキュリティ)およびデータファウンデーション担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるジェフ・ハウスマン(Jeff Hausman)氏は、「当社とオラクルの今回の連携により、企業の分散したチームはどこからでも、優れた従業員体験を構築し、強力なビジネスインサイトにアクセスしながら、製品やサービスを迅速に提供することができ、生産性をシームレスに高めることができます。Now Platformと『OCI』を活用しているお客様は、クラウド投資の価値を最大化するシームレスな体験と、AI(人工知能)の力を活用したプロアクティブなオペレーション能力という、両ソリューションの長所を手に入れることができます」と述べている。
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