レッドブル・レーシングは、公式クラウド・インフラストラクチャ・パートナーとしてオラクルを選定したことを発表した。「Oracle Cloud Infrastructure」の機械学習やデータ・アナリティクス機能を活用し、オントラック・アクティビティから、チームの世界中のファンへのより多くの情報提供に至るまで、データのビジネス利用を最適化するという。
今回の連携は、レッドブル・レーシングの車両パフォーマンス向上のためのデータ利用の最適化と強化が含まれる。これは複数年のロードマップで実現され、オントラックとオフトラックの両方のエンジニアリング・オペレーションに関連し、Oracle Cloud Infrastructureの広範な人工知能と機械学習の機能が利用されるとしている。
また、今回のパートナーシップでは「Oracle Unity Customer Data Platform」、「Oracle CrowdTwist Loyalty and Engagement」、「Oracle Responsys Campaign Management」をはじめとするオラクルの広範なカスタマー・エクスペリエンス・アプリケーションを活用することで、統計や指標への容易なアクセスをファンに提供し、トラックでの活動をファンがより身近に感じられるようにするという。
レッドブル・レーシング・ホンダのチーム・プリンシパルであるクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)氏は、「これは、レッドブル・レーシング・ホンダにとって非常に重要なパートナーシップです。オラクルは、40年以上にわたりテクノロジー・イノベーションの最先端にいる大企業です。データベース管理とクラウド・コンピューティングについて業界で最も認められ、信頼されている企業の1つであるオラクルは、世界の多くの大規模企業や成功している企業に性能、イノベーション、専門知識を提供しています。このすばらしいパワーと知識を活用できることは、このチームにとって大きな前進です。オラクルの専門知識は、ファン・エンゲージメントやブランド構築のためのメカニズムの開発から、エンジニアリング部門や設計部門を含むチーム全体への豊富で新たなリソースの提供に至る、ビジネスの多くの分野に関係します」と述べている。
【関連記事】
・オラクル、Oracle ADWにノーコード・ツールを含む新機能を追加
・日本はロボット・AIに高い信頼を寄せる【日本オラクル 財務とAIに関わる調査】
・日本では55%が財務担当者の役割をAIが担うと回答【オラクル調査結果】