マイクロソフトとNECは、戦略的パートナーシップを拡大する契約を締結した。
今回のパートナーシップにより、NECはMicrosoft Azureをクラウドプラットフォームとして採用。クライアントの持続的なDXの推進や、ビジネスモデルの変革、ニューノーマルを見据えたデジタルワークプレイスの構築に向けて、ソリューションを強化するとしている。
また、NECのデジタルワークプレイスによるイノベーション創出や、従業員の働き方改革を加速させるにあたり、NECのオンプレミスのIT環境をAzureに移行。Azure Virtual Desktopをはじめとする各種AzureサービスをNECグループの従業員に展開するという。
さらに両社は、マイクロソフトのインテリジェントエッジソリューションや、NECのローカル5Gネットワーク技術などのアセットを活用し、さまざまな業種におけるDXを共同で支援。たとえば小売業では、AIで取引データをリアルタイムに分析することで、購買パターンの理解促進や業務効率の向上、新たな市場機会の創出へつなげるとしている。
今後、Azureと両社のAI、およびIoT技術を組み合わせたソリューションを提供することで、クライアントのCXを強化し、店舗でのセキュアな運用や保守に貢献。また、NECグループ内のマイクロソフト技術に特化したデジタル関連人材を倍増させるなど、技術・人材強化に投資することで、企業・公共機関のクライアント向けの取り組みも推進する予定だという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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