SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

清水建設、2種類のAIを組み合わせた「シミズ・シールドAI」導入 掘進作業の施行サイクルを迅速化へ

 清水建設は、シールド工事における掘進計画の立案、およびマシン操作の自動化を目的に開発したAI施工合理化システム「シミズ・シールドAI」を兵庫県姫路市での建設工事に導入し、2022年3月からAIによるシールド機の自動運転を開始すると発表した。

 本システムは、シールドトンネルの掘進計画を支援する「施工計画支援AI」と、シールド機の操作を支援する「掘進操作支援AI」の2種類のAIシステムによって構成。今回の導入現場では、日々の掘進作業終了時に取得する測量データをシミズ・シールドAIに展開し、2つのAIシステムの機能を連携させることで、掘進計画の立案からシールド機運転に至る一連の施工サイクルを自動化するとしている。

画像クリックで拡大
画像クリックで拡大

 施工計画支援AIは、名古屋工業大学と共同開発したAIシミュレーションプログラム。トンネルの計画線形に対するシールド機の掘進方法と、形状の異なる複数のセグメントの割り付け方法について三次元でシミュレーションを繰り返し、得られた最適解を掘進計画として提示するという。

 一方、掘進操作支援AIは富士通の協力を得て開発したものであり、与えられた掘進計画を具現化する最適なジャッキパターンを予測するとしている。具体的には、熟練オペレーターの実操作内容を教師データとして学習したAIが、掘進中のシールド機の姿勢や総推力、カッタトルク、ジャッキストローク値などといった情報から、シールド機を推進する複数本のジャッキの最適な制御方法(ジャッキパターン)を瞬時に判断・選択するという。これにより、掘進計画通りの施工が実現できるとしている。

【関連記事】
清水建設ら16社、ロボット/IoT分野での技術連携により建設業界の生産性と魅力の向上目指す
清水建設、デジタルゼネコン目指し中期デジタル戦略にもとづくデジタル化コンセプトを策定
デジタルグリッド、清水建設へ電力P2P取引によるRE100対応電力を供給

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/15246 2021/11/19 14:06

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング