NECソリューションイノベータは12月21日、RPA運用の安定化や効率化、定着化に向けて障害を監視/予防する機能を搭載した「NEC RPA運用ロボットサービス」を提供開始した。
同社は、これまでグループ内で1,000体以上のRPAを導入。運用ロボット導入前と比較して、RPA運用の対応工数を約3割削減できたという。この実績を活かし、同サービスの提供にいたったとしている。
「NEC RPA運用ロボットサービス」は、対象のRPAツール運用時の監視やエラー検知などのルーティン業務に対応した運用ロボットを活用。第1弾として、早期に異常検知する機能と、日々のメンテナンスを支援する機能を提供する。2022年度には、RPAの稼働状況を可視化する機能も追加予定としている。なお、12月現在、対象のRPAツールはUiPathのみだという。
同社は今後1年間で100社への導入を目指しているとしている。
サービスの特長
1.「障害監視運用ロボット」により異常発生時の対応をサポート
RPAでエラー発生や長時間稼働などの異常を検知すると運用担当者にメールを送信する
2.「障害予防運用ロボット」による日々のメンテナンス
RPA稼働端末の負荷軽減のため、定期的に再起動とログインを行う。一定期間経過したログ情報は出力先のデータベースから自動削除し。データベース容量不足を防ぐ。
3.「見える化運用ロボット」でRPAの稼働状況などを可視化(2022年度提供予定)
RPAの稼働時間や稼働端末の利用頻度を測定し、結果をグラフで出力する。
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