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サーバー仮想化の進展で新たに生じたニーズと解決策とは

#IT Initiative Day2010仮想化スペシャル レポート

サーバーの仮想化技術が拡大をするにともない、バーチャル・マシン(VM)の効率的な活用・管理が課題となっている。そこで求められるコアな要素は、VMのバックアップ・リストア、管理モニター、構成管理、レポーティングなどだ。クライムの川上真氏のセッションでは、仮想環境下における運用管理に必須の機能を持つさまざまなソリューションが紹介された。  

仮想環境拡大により生じた新たなニーズ

 仮想環境が急激に拡大している。ただ、仮想化により100台の物理サーバーを30台に収めた場合、VMは200台に増加したというように、逆に運用負荷が増す傾向も見られる。ソフトウェアの輸入・販売会社クライムの川上真氏は「仮想化によりITの効率を上げると共に、リスクを軽減したいというニーズが強まっている」と語る。

株式会社クライム ソフトウェア事業部
セールス&マーケティング担当部長
川上真氏
川上真氏

 しかし旧来からのレガシーな管理ツールでは、どうしても仮想環境における能力が不足している。そこで同社は2009年、仮想化環境の管理ソリューションの開発ベンダーで、全世界で約10,000社のユーザーを持つ米国Veeam Softwareと販売提携した。

 川上氏が挙げる仮想化により生じている企業のニーズは以下の4点になる。

・新たなレベルでのデータ・プロテクション
・ビジネス優先順位と社内基準に基づいたプロテクション、ドキュメント化、モニター、最適化
・フィジカルとバーチャルを統合しての管理
・ IT効率の向上とリスクの軽減

安全で確実なバックアップ・リストアを可能に

 最初のニーズであるデータ・プロテクションに対しては、Veeam Backup & Replicationが対応する。これは、VMware環境下のハードウェアとソフトウェア障害の両方から仮想マシンを保護するソフトウェアで、確実なバックアップとレプリケーションの2つを統合しているところに特徴がある。バックアップではVMイメージを圧縮するのに対し、レプリケーションは非圧縮で電源オフの形で保存する。レプリケーションの主要な用途はディザスタリカバリといえるだろう。

 バックアップとリカバリーは、仮想マシン(VM)だけでなくファイル・レベルでも可能で、Windows, Linux, BSD, Mac等のOSもサポートすることにより、有用性が高められている。リストアは最新の時点だけでなく、14個のリストアポイントを設定することにより、どの時点にも戻ることができる。

 さらにWindows Volume Shadow Copy Service機能が使えるようになっており、Active Directory, Exchange, SQLServerなどの適切なバックアップとリカバリーが可能になっている。

 Veeam Backup & Replicationは、すべて一つのGUIコンソールで運用可能で、レポートとアラームの機能もある。レポートはGUI画面上のほか、メールでの受け取りも可能だ。今後予定されている機能拡張としては、圧縮したVMの直接稼働などが予定されているという。

次のページ
VMの現状を把握し、運用管理を最適化

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