両社の計画では、SAPアプリケーションとSybaseの技術を組み合わせ、サービスとサポートを一元化することで、SAPアプリケーションを実行し情報を利用するためのデータベースの選択肢を提供していくとしている。
今後、計画を進めることにより、SAP ERPの各リリースはSybase ASEの最新の出荷版に特別な設定なしで対応し、Sybase ASEの製品ライフサイクルはSAPの保守方針と連動するようになるという。また、SAPとSybaseの連携により、今後、効率的なビジネスオペレーションと、有利なライセンス条件や保守条件を提供できるパートナーを1社に絞ることが可能になるとしている。統合ソリューションの運用および一般提供の開始時期は、年内を予定だという。
これを機に、SAPとSybaseは今後も、Sybase ASEの長期的な成長の基礎を構築し、技術イノベーションへの投資を行うとともに、主要なSAP Business Suiteアプリケーション向けにSybase ASEの認定を行っていくという。開発作業計画によって、認定対象のSAPアプリケーションは次のように拡大するという。
・SAP Customer Relationship Management
・SAP Supplier Relationship Management
・SAP Product Lifecycle Management
・SAP Supply Chain Management
・SAP NetWeaver Portalコンポーネント
・SAP NetWeaver Process Integration製品
・SAP NetWeaver Business Warehouseコンポーネント
■ニュースリリース
http://www.sap.com/japan/about/press/press.epx?pressid=15233