SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

IBM、高速・高効率なフラッシュストレージ「IBM FlashSystem」を提供開始

HDストレージに比べOLTP時間を90%、データバッチ処理時間を85%短縮

「IBM FlashSystem」は、電源を切ってもデータが消えない不揮発性の半導体メモリーであるフラッシュメモリーを活用した、1Uサイズのソリッドステートシステムで、設置スペースや消費電力は低減しながら、ハードディスクベースのストレージでは困難であった、高速なデータ処理を実現するという。現行システム環境への変更は最小限に抑えて導入でき、また、特許取得済み技術によりデータを保護しながら高い処理性能を発揮できるとしている。

「IBM FlashSystem」の最小構成価格は8,409,600円で、4月12日から日本IBMおよびIBMビジネスパートナーから販売し、4月15日からの出荷開始を予定しているという。

IBMは、10億ドルの研究開発費を投資して、フラッシュの技術を、サーバー、ストレージ、ミドルウェアなどの製品ポートフォリオに統合していき、今年中に、日本を含む世界12か所にコンピテンシーセンターを開設するという。

1Uサイズの小型なソリッドステートシステムである「IBM FlashSystem」は、省電力、省スペースでありながら、高速なフラッシュメモリー上にデータを格納して処理する方式により、ディスクの回転動作の遅延がデータ入出力のボトルネックとなりうる、ハードディスクベースのストレージと比べ、通常ディスクで約4000個分、キャッシュ搭載大型ディスクで約500~600個分のデータ処理能力を発揮するという。また、端末からの要求に対してデータを処理して結果を返す、オンライントランザクション処理(OLTP)にかかる時間は90%短縮し、データのバッチ処理にかかる時間は85%短縮し、エネルギー消費量は80%低減できるとしている。

「IBM FlashSystem」は、たとえば、金融や証券のオンライン取引など、高い信頼性が求められる業務分野や、画像処理、シミュレーションなど、膨大かつ複雑な処理を必要とするハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)の分野、財務や会計管理といった企業経営を支えるERPシステムや、データベース処理、データ分析、検索エンジンといった、高負荷なアクセスが発生するシステムにおいて、限られた時間内でのシステム処理量を飛躍的に向上できるとしている。

フラッシュストレージは、OSからはディスクドライブとして認識されるため、ストレージエリアネットワーク(SAN)環境に追加するだけで、既存システム環境のOS、アプリケーション、ミドルウェアに変更を加えることなく活用でき、導入にかかる作業負荷や運用の変更を抑えながら、システム処理性能の向上を図ることができるという。

また、「IBM FlashSystem」は、可用性向上のためにデータを冗長化する技術であるRAIDを、ディスクではなくフラッシュメモリーのチップ単位で効率的に実現するという。特許取得済みの「Variable Stripe RAID」技術の活用により、障害が発生したフラッシュメモリーチップは自動的にRAIDグループから外れ、残りのフラッシュメモリーが即座に処理を引継ぐことができるため、処理するデータ量が増えても、高い可用性と高速な処理を維持できるとしている。

■「IBM FlashSystem」のWebサイト
http://www-06.ibm.com/systems/jp/storage/products/flash/

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/4718 2013/04/12 16:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング