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知らないと怖い、フラッシュストレージに対する誤解と落とし穴

アジャイル開発環境のコストを削減し、開発スピードを向上

 もう1つ、フラッシュストレージの導入でコストメリットが得られるのが開発環境だ。単に開発用システムのコスト削減だけではなく、開発期間を短縮し、品質の向上にも貢献できるという。特にアジャイル開発の現場では、設計、開発、テストを回すスプリントを繰り返しても、なかなか品質が上がらなかったり、期間内にスプリントが終わらないといった課題に直面することがある。品質を上げるために、実環境と同じ環境で、データも本番データベースのコピーまたは可能な限り本番に近い開発用のインスタンスでテストしようと思っても、データのコピーに時間がかかる上に、繰り返されるテストやそこでのバージョン管理等のために必要なコピー数が増大している。

 「容量効率の良いスナップショットを取るという方法もありますが、使用時には本番データベースにIOが生じるため、性能影響を無視できない場合には使えません。そのため、本番データと同じ容量のクローンコピーを、本番環境への影響を見ながら、時間をかけて取得することになります。それが開発期間やストレージコスト増大の要因となりますが、企業によっては、数十個のクローンコピーを開発・テスト用に使っていますので、ストレージ容量も数十倍になっています」(若松氏)

 EMC XtremIOでは、これらの問題を解決したアジャイル開発環境を提供できる。

 「XtremIOには、インライン重複排除機能があり、フラッシュドライブにはユニークなデータしか書き込みません。つまり、クローンコピーのために容量は消費しません。コピーデータに対してユニークな書き込みがされた時点で初めて容量を消費するため、容量のムダもありません。クローンコピーの処理は、メタデータをコピーするだけで完了です。完全にインメモリで行われるため、コピー時に本番データを格納しているフラッシュドライブへのIOも発生しません。性能影響の心配も無く即座にクローンコピーを取得して利用できますので、開発スピードを向上させることができます。いつでも必要なときに最新のコピーデータが取れるようになることで、本番とのデータの差異で生じていた品質低下を抑えることにも役立ちます。また、フラッシュドライブの性能メリットを活かせることで、スナップショットを活用できるケースも増えます。XtremIOでは、スナップショットも、インメモリでメタデータの属性を変更するだけでメタデータのコピーすら必要ありません。ほぼ瞬間的に実行できます」(若松氏)

ストレージコストの削減+アジャイル開発(PPT10ページ)
ストレージコストの削減+アジャイル開発

 たとえば、開発・テスト時のコピーデータへの書き込みがデータ容量の3%程度と仮定した場合の試算がある。10テラバイトの本番データベースに対し、10個の開発用データベース・インスタンスを立ち上げて、3個の複製データベースを作るような場合に、従来のストレージで性能確保のためのドライブも考慮すると220テラバイトあまりの容量が必要なると考えられる。そこにXtremIOを導入することで、必要な物理容量は10テラバイトで、スペースや消費電力も大幅に少なくて済む。さらに、IO性能もハードディスクベースのストレージの2倍から4倍となり、結果的なコストは半分程度に抑えられるとのこと。

 実際の顧客の環境でも、29テラバイトの容量を1.45テラバイトの容量に抑えて、ストレージコストを54%削減、システムのフットプリントを70%削減すると同時に、開発サイクルを30%迅速化した例がある。

 「フラッシュの性能をフルに使い切っているケースは実際にはまれです。性能余力を遊ばせておくのではなく、開発・テスト環境を本番環境に集約し、ストレージを統合することで、コストを削減できるだけでなく、データの利用が容易に迅速になり、今後データの活用方法を多様化していく上でも有効です」(若松氏)

 Oracleデータベース環境を新定義!―オールフラッシュストレージで変わる!

 データベースにある情報をもっとビジネスに活用したい!―そんな声が高まっています。一方、データベース管理者は、チューニングによる性能の担保やサイジング、運用等に時間を要するといった、従来のデータベースの運用の課題から抜け出せていないという現状もあります。

 オールフラッシュストレージは、これらの課題を一掃し、データベース環境を変革する力を持っています。

 Oracleデータベース環境の性能やコスト、運用、分析やアジャイル開発といった課題に対して、オールフラッシュストレージが提供できるメリットとは?オールフラッシュストレージでコストはどれくらい削減できるのか?

 本資料では、これらの課題を事例とともにご紹介しています。

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 ぜひご一読ください。

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2ヶ月経つと性能が劣化するという落とし穴

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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