勤務管理などの時間にまつわるTips(3)
2008年09月11日 11:00




タイムシートにおいて、夜勤シフトの場合などのように、終了時刻が開始時刻の翌日になる場合の勤務時間を求める方法を紹介します。


概要

 以下のタイムシートにおいて、開始時刻と同じ日付のうちに仕事が終わる場合は、終了時刻から開始時刻と休憩時間を差し引けばOKです。

F2セルに「=D2-C2-E2」と数式を入力すると...
F2セルに「=D2-C2-E2」と数式を入力すると...
↓
勤務時間が求められた
勤務時間が求められた

 ただし、夜勤シフトの場合など、終了時刻が開始時刻の翌日になる場合は、上記と同様に求めると勤務時間が0より小さくなります。

終了時刻が開始時刻の翌日になる場合

 つまり、終了時刻から開始時刻を差し引いた時点でマイナスの値になってしまうわけです。

 そこで、IF関数を利用して、終了時刻が開始時刻より小さい場合は、終了時刻に1日分追加して計算し、それ以外の場合は1日分を加算せずに計算するように数式を作成すると上手くいきます。時刻は1日24時間を「1」としたシリアル値になるので、終了時刻が翌日になる場合はそれに1を加算します。

操作手順

  1. サンプルファイル「sample.xls」を開きます。
  2. F3セルを選択して、[関数の挿入]ボタンをクリックします。
    F3セルを選択して、[関数の挿入]ボタンをクリック
  3. [関数の挿入]ダイアログボックスの[関数の分類]ボックス一覧から「論理」を選択し、[関数名]ボックス一覧から「IF」を選択して[OK]ボタンをクリックします。
    [関数の挿入]ダイアログボックスからIF関数を選択
  4. [論理式]ボックスには、終了時刻が開始時刻より小さい場合、という条件を設定するために「D3<C3」と入力します。
  5. [真の場合]には、終了時刻に1日を加算したものから開始時刻と休憩時間を差し引くので、「D3+1-C3-E3」と入力します。
  6. [偽の場合]には終了時刻から開始時刻と休憩時間を差し引くので「D3-C3-E3」と入力して、[OK]ボタンをクリックします。
    IF関数の引数入力画面
  7. 勤務時間が正しく求められました。
    勤務時間が正しく求められたあとの画面

 F3セルの数式は以下の通りです。

=IF(D3<C3,D3+1-C3-E3,D3-C3-E3)
もっとシンプルに数式を入力するには

 IF関数で終了時刻が開始時刻より小さい場合のみ、1を加算するように数式を作成してもOKです。

=D3-C3-E3+IF(D3<C3,1)

備考

 セルに時刻が入力されている場合のみ計算を行なうようにするには、開始時刻セルが空白の場合は空白、そうでなければ計算するようにIF関数をネストさせます。

 F2セルの数式の場合は以下の通りです。

=IF(C2="","",IF(D2<C2,D2+1-C2-E2,D2-C2-E2))

 もしくは、以下のように数式を入力してもよいでしょう。

=IF(C2="","",D2-C2-E2+IF(D2<C2,1))

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概要
操作手順
備考
プロフィール
小濱 良恵コハマ ヨシエ

Microsoft MVP for Expression (April 2008 - March 2009)
Microsoft Office や Expression Web の書籍やWeb記事を執筆するテクニカルライター。
当初は派遣の仕事が中心で、2002年にMOUS(現Microsoft Office Specialist)の全ての科目に合格して、Microsoft Office 2000トラックにて Microsoft Office Master 認定。MS製品の情報を主に扱う個人Webサイト (www.wanichan.com) がきっかけで2004年にテクニカルライターへ転身。2005年4月から3年間は FrontPage MVP として活動し、2008年4月より Expression MVP として、Expression Web や FrontPage のユーザーに書籍やWebサイトブログなどを通じて情報提供及び技術支援を精力的に行っている。主な著書にマイクロソフト公式解説書『ひと目でわかるMicrosoft Expression Web 2』(日経BPソフトプレス)、『Expression Web標準ガイドブック』(毎日コミュニケーションズ)がある。

» Microsoft Office総合情報&Tipsサイト: ワニchanのぱそこんわーるど




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