SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

シミュラティオ、クラウドサービスに最適化したセキュア高速大容量ファイル転送システムの最新版を提供

 「HSFT」は、日々成長するクラウドサービスと急速に増大するデータ量に対処するため、独自のマルチストリーム並列処理をベースに転送コストの低減を図り、最大で34倍の高速化を実現したという。既存プロトコルとクライアントソフトのインストールのみで利用を開始できるため、低価格での導入が可能だとしている。

 最新バージョンでは、マルチファイル・マルチストリーム機能を追加し、帯域の有効活用で複数ファイル転送時の速度低下を解決した。また、Amazon S3 Accelerationへ対応することで、さらなる高速化を実現した。

 「HSFT」バージョン2.0で追加された新機能は次のとおり。

 1. マルチファイル・マルチストリーム機能の追加

 複数ファイル転送時、指定したストリーム数を上限に並列にファイルを転送。さらに、マルチストリーム転送時に単一ファイルごとに転送するのではなく、複数ファイルをチャンク単位にまたがって並列に転送することができる。この結果、むだな待機ストリームを作らず、複数ファイルを高速で転送することができる。

 通常のSFTPコマンドとHSFTを使用し、Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)東京リージョンからAmazon EC2北カリフォルニアリージョンへ100KBのファイルを5,000個転送する評価実験において、HSFTによる40ストリーム転送は、SFTPよりアップロード時に約34倍(約34分を1分に短縮)、ダウンロード時に約6倍(約51分を約8分に短縮)の高速化を実現した。

 2. Amazon S3 Transfer Acceleration対応

 AWSのエッジロケーションとネットワークプロトコルを最適化し、転送速度を高速化することが可能なAmazon S3 Transfer Accelerationに対応。Amazon S3 Transfer Accelerationを使用することで、AWSの提供するオフィシャルコマンドツール AWS CLIと同等に、国をまたいで大容量のオブジェクトを転送する場合、環境に応じて50~500%の転送速度改善が可能。

 「HSFT」の主な特徴は次のとおり。

  • 高速大容量のファイル転送:マルチストリーム並列処理/圧縮転送でAWS CLI従来比7倍、SFTP/FTPでは9倍の高速化
  • セキュアなデータハンドリング:AES256bit標準プロトコルの暗号化転送ならびにファイルの暗号化処理によるデータの多重保護
  • 確実なデータ保証:TCPポリシー、チャンク、ファイル単位でのデータリトライ転送機能
  • マルチプロトコル パイプライン処理::HSFTをゲートウェイにした異なるプロトコル間(SFTP、FTP、Amazon S3)でのファイル転送、メモリ上でのパイプライン処理

 また、発表では次のようなケースで「HSFT」導入メリットがあるとしている。

  1. 研究機関:HPC分野でのマテリアルズ・インフォマティクスや流体解析などにおける各種解析/データのダウンロード、インプットデータのアップロード
  2. 製造業界:3D CADデータのクラウドへのアップロード、ダウンロード
  3. メディア関係:4K対応映像データの長距離転送
  4. IoT関連:各センサー情報からのデータをゲートウェイに集積し、バッチ処理でクラウドへアップロード
  5. ビッグデータ関連:オンプレミス・データのクラウドへのアップロード

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/8259 2016/07/13 14:30

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング