Lattix社のアーキテクチャ分析ツール「Lattix」は、ソフトウェアの構造と依存関係をDSM(Dependency Structure Matrix)を使って可視化するツールの草分けとして、自動車、複合機、デジタルカメラ、カーナビなどの製造業をはじめ、医療機器や金融といったさまざまな業界で導入されてきた。巨大化と複雑化に悩まされるソフトウェア開発の現場において、ソフトウェアの構造上の問題検出、コード修正時の影響分析、あるいはリファクタリングなど、多様な目的で利用されているという。
「Lattix 10」では、ソフトウェア構造に関する問題を検出するアーキテクチャチェッカー機能が強化され、チェックできる項目が多数追加された。また、Webブラウザで「Lattix」の分析結果を閲覧できるLattix Webの機能を強化し、過去から蓄積された分析結果や各種レポートを参照できるようになった。これにより、プロジェクトメンバー間の情報共有が容易に行えるようになった。
「Lattix10」の新機能・強化点は次のとおり。
・アーキテクチャチェッカー機能の刷新:ソフトウェア構造に関する問題を発見するためのアーキテクチャチェッカー機能が強化され、チェックできる項目を多数追加。
・Lattix Webのユーザーインターフェイスの刷新:「Lattix」のアーキテクチャ分析結果やレポートを、ダッシュボード形式で、Webブラウザで閲覧できる「Lattix Web」の機能を刷新。
・Windows 10ならびにC++ 11、C++ 14、Java 1.8に対応:動作環境として、Windows 10を正式サポート対応。また、C++11、C++14、Java 1.8のコードの解析に対応。